人生相談

夫婦関係の悪化が多くみられる背景には、女性の負担が大きすぎる背景がある

夫婦関係の悪化がとても増えてきている

最近、日々のご相談の中でも、SNSの投稿でも

夫婦関係の悪化がとても多くなっているように感じます。

旦那が嫌い

そういう女性が本当に多くなってきています。

私自身の経験でも、実家の母が父のことを嫌っていました。

その理由は「何もしない」という不満

私の家は、夫婦共働きでした。私が幼少期からずっとです。

その時代は、専業主婦の家庭も多い時代でした。

私の耳に入らなかっただけかもしれませんが、

今ほど、夫のことを嫌いという女性は少なかったのではないかと思います。

 日本の共働き世帯の増加

2024年共働き夫婦は、約13000万世帯で、前年から22万世帯増加しているようです。

全世帯に占める比率は約72%

ほとんどの家庭が共働きになっていると言っても過言ではない状況になっています。

また、働き方もパートタイムの働き方から、長時間労働のフルタイムにシフトされています。

女性の家事分担の比率は

昔と比べて、働きに出る女性が多くなる中ですが、家事分担の比率はというと

令和3年社会生活基本調査によると、

家事に費やす時間は

女性が6時間33分/日

男性が1時間55分/日

と女性が77%負担しています。

6歳以下の乳幼児を育てている家庭では

女性が4時間18分 日

男性が53分

女性が男性の5倍も家事育児を担っています。

増え続ける女性の負担と夫婦不和

近年は、女性も男性と平等に社会で働くことを基本とするような

動きが加速しています。年金や、社会保障も専業主婦に関しては改悪され続けているように思います。

女性が男性と同じように同じ時間働くようになっても、

なぜか男性の方が賃金が多いという状況も発生していますし、男性は、同じ時間働く奥様に

自分の方が給与が多いのだから、家事は妻がして当然という風潮もあります。

男性と同じように働くことを求められて、家事、育児も大きくのしかかり

女性の負担は増え、そしてその不満は夫に向かっていきます。

なぜ家事の分担は5対5にならないのか

女性が働く時間が増えているのに、なぜ家事の分担が半々にならないのか。

それは、前の段でもかいたように

同じ時間働いても、女性の方が賃金が少なく、多く稼いだ方が偉いという

謎のルールを適用している男性が多いということです

そして、自分が生まれ育ってきた中で、女性が家事育児を担っていくことが

当たり前の生活の中で育ってきたので

家事を手伝うという意識のかけらもないように感じます。

なので、同じように働いて、クタクタになっている奥さんに

「俺のメシは?」という地雷ワードを平気で口走る人が多いです。

そして男性の2言目には、妻の方が家事が得意だから

自分は家事が苦手だから。という理由が多いです。

昔は、専業主婦の家庭が多くあったので、

1980年は専業主婦世帯が1114万世帯 共働き世帯が614万世帯

専業主婦世帯が6から7割でした。

1980年ごろは、夫が一家を支え、妻は専業主婦というモデルが、社会の標準で

今の共働き夫婦世帯の親世帯は、専業主婦世帯で、母親が家事育児全般を担っていた

時代だと思います。

ですが、今は共働きが増えて、家事分担も見直すことが必要な時代なのですが、

そこを言及する人はまだまだいない世の中なのだと思います。

お互いに思いやる気持ちをまず持つ

長い年月、男性は仕事、女性は家事育児と位置付けられてきた中で

すぐには色々変わらないと思います。

ですが、思いやりの心を持つことで

疲れているのだから、少しは変わろうかと思えるようになることが

少しでも増えていくと良いなと思います。

仕事で気を使うから、家では気を使いたくない

それは家庭崩壊の第一歩です。

疲れているのは、二人とも同じです。

まとめ

最近夫婦不和の話を多く聞くようになりました。

奥さんは、朝5時に起きて、洗濯して、お弁当して、子供の用意をして、自分の用意をして

7時半に出発。ご主人は、7時に起きて優雅にコーヒーを飲んで

7時半に出発。

何気ない日常のこんな1つ1つが不満として積み重なってくるのでしょう。

母親としての役割がある以上、食事を作らない、洗濯をしないという選択肢がないのが女性

夫婦で共働きでないと生活できない世の中を変えていくのか、

家事は家族ですることと少しずつでもしていくのか。

とにかく女性の負担を減らすことが、大事だと思うのです。

女性の負担が大きすぎる。

まずは知ってもらうことが大事だとこのブログをかいてみました。