乳児期に現れる違和感
私自身、発達障害のある子を育ててみて感じることは、
情報を何も知らないということは、
自分を苦しめ、子供の成長も遅らせるものだと
感じています。
何も知らないということは一人で抱え込んでしまい、心が疲弊して病んでいくからです。
そして子育てで疲弊していく時に、大体周りは力になってくれるのではなく
自分を追い詰めるうちの一人になるからです。
(例えば他の家族や、保育園の先生など)
そして早期に必要な子供に必要な支援や教育を受けさせることができないからです
私が子育てをしながら、
感じたり実際に行ったことをシェアしていくことで、誰かの何かの役に立てれば嬉しいです。
さて、乳児期に感じる違和感として
・睡眠のリズムが整わない
このことが私の中では
一番強く感じました。
とにかく乳児期は周りからの情報で、よく眠ると聞いたり、
そう書いている育児書を見たりしていたのですが、
うちのこの場合は本当に眠りのリズムが掴めないようで、
夜はとにかく夜泣きがひどく、1から2時間に1回起きては30分ほど泣いたり、
そして寝入ることが特に苦手だったようで
寝入るまでにひどく泣いたり、ぐずったり、やっと寝たと思っても、抱っこをおろすとすぐに起きて泣いたり、些細な物音で目を覚ましたりしていました。
寝かせることにとても苦労したという記憶があります。
そして起きても必ず泣いていて、泣きながら起きていました。
よく飲み、よく寝る
乳児期はそういう育児がよしとされていた中で
眠らない
というのは、私の中ではすごく心配で、
そして同時に、睡眠を自分自身が削られていくので(夜泣きのために一緒に起きていたりするので)
母親である私自身のメンタルも壊れていたように思います
今考えると、子供はとても繊細なので、私の放つイライラの気を感じ取って余計眠れなかったのかもしれません
睡眠のリズムが掴めない
何時間かけて寝かせても、寝ないし、次第に寝かせるということに疲れてしまい
無理に寝かせることをやめました。
そうすると12時でも1時までも起きていて、朝は11時12時まで起きれません。
もうこれだけで育児失格だと、
母親や、保育園の先生から寝る時間、睡眠のリズムについてよく指摘されていました。
「子供は9時には寝かせないといけません」
「寝ないと脳の発達に影響があります」
「普通はもう寝ている時間ですよ」
「朝ゆっくり寝かせすぎです。朝日を浴びて無理にでも起こしてください」
まあみなさん本当に好き勝手言っていくれるものです。
ただ本当に寝ないので、冗談抜きで先天性の夜行性って、一定数いるんじゃないかと思ったくらいです。
私は子供が生後10ヶ月で仕事に復帰したので、どんなに睡眠のリズムが整わなくても
朝半分寝ている子供を叩き起こして、寝ながら着替えさせて、そのまま車に乗せて
保育園に連れて行っていました。
食べること、口に入れることを嫌がる
その次に出てきたのが、ものを「食べる」ということをとても嫌がることです。
食べるというか、ものを口に入れることをしませんでした。
よく赤ちゃんが、なんでも口に入れるとか
よだれがよく出るということがあると聞くのですが
子供はものを一切口に入れることを嫌がり
よだれも出ませんでした。
その代わり、好物は親指で
どんな時でもいつも指しゃぶりをしていました。
ものを口に入れない、食べるということに全く興味を示しませんでした。
そのため、離乳食が進まず
育児本の通りに作り口に入れるのですが、
見事に全て口から吐き出されて
今思うと本当に反省しかないのですが、
言葉も話せない子供に一方的に怒鳴っていました。
保健所から、離乳食指導にこられたくらい、
食べないということがそのうち問題になっていきました。
私が食べさせていないということを疑われたぐらいでした。
好物はミルクです。
なので、ミルクを与えることを禁止します。
そう言われたことも何度もありましたが、
食感が嫌なのか、口の中に食べ物が入ることが嫌なのか
ミルクを飲ませずに空腹にしていても
食べませんでした。
まとめ
乳児期に、あれ?と思うことが出ていました。
睡眠のリズムができなかったり、
ものを口に入れなかったり
はいはいをしなかったり、歩こうとしなかったり
よくお腹が空いたらなんでも食べるよと言われていましたが
今考えると感覚過敏で、口の中の食感が嫌なので
食べるはずはありません。
皮膚も過敏なので、着せていた服が痛かったのかもしれません。
でもそんなことわからないから、
私が母親失格と言われるのは、この子のせいだぐらいに思っていました。
周りには子育て経験者がたくさんいて
みなさん好き勝手なアドバイスをしてきます。
こうした方が良い
食べ物がわるい。
寝かせないのが悪い
暗くして無理にでも寝かせるんだ
全部しましたよ
全部裏目に出ましたよ。
そのたびに子供に怒鳴り、その後に罪悪感を感じていました。
何かおかしいと思ったら、
その道を経験している人に相談していくのも一つの手です。
何も発達障害だと言わなくても
着ている服が痛いのかもしれないよとか、
光とか日中の行動に刺激を受けて眠れないのかもしれないとか
何か知恵を出せるかもしれません。
こうであるという子育てはないし、
自分の子供の違和感をキャッチできるのは母親が一番だと思います。
早めに気づいたら、もし支援が必要なときは早めに受けることができます。
それはもしかしたら親子にとって救いになるかもしれません。