親から愛されないと依存症になりがち
幼少期に親に正当に愛情を注がれないと
依存症になる確率が高いように思います
依存症というと、アルコール依存症や、ギャンブル依存症、薬物依存症などと
思われがちですが、
実はそれ以外にも買い物依存症、sex依存症、ゲーム依存症など
ものや、そして、時には親や子、パートナーや、友人などに
依存することが見られます
親から愛されずに依存症になる3つの原因
1・自己肯定感の低下
2・ストレス解消の対処法の欠如
3・感情的な空白の埋め合わせ
大きく分けてこの3つが考えられます
1・自己肯定感の低下
親から愛情を受けられないと自己肯定感を保つことが非常に難しくなります
本来親からは無償の愛をもらい、自分はここにいるだけで、存在しているだけで価値があるのだと、そして何か達成するごとに褒めてもらったり、
辛い時には一緒に解決してもらったり、自分がいること、元気で存在していることが大切なのだと思えるのですが
親から適切に愛情をもらえない、自分がいることでいつも親がイライラしている
時には「あなたさえいなければ」という言葉さえかけられることがあり
自分が存在していることに自体に罪悪感を感じたり、
怒られてばかりの中で自分はダメな人間だと感じてしまいます
そのため、自己価値を他者の評価や
特定の行動(ギャンブル、アルコール、ドラッグなど)に求めるようになり、依存症に繋がることがあります。
2・ストレス解消の対処法の欠如
子供は生まれた時には何も知らないし、わかりません。
生存本能として備わっていることは、無意識かでできますが
ストレスの解消方法などは、親から教わらないとわからないことの一つでもあります。
ですが、親からの適切なサポートや指導がないと、子供はストレスや困難に対処する
健全な方法を学ぶ機会が少なくなります。
また親自体も、ストレスに対する健全な対処法を知らないことが多く、
親もまた、ストレスを感じた時に、アルコールがギャンブル、買い物などの方法で対処しようとしています。
その結果、ストレスを感じた時に不適切な方法(アルコールや薬物など)で対処しようとし、それが依存症の引き金になることがあります。
3・感情的な空白の埋め合わせ
親からの愛情を受けられないと、感情的な空白ができるようになります
寂しさや温もりを求めてしまったり、
安心感や、自分の居場所など本来親から無償で与えられるはずのもの自分の心を形成し、社会で生活をしていくために大切になるもです。
本来人間はそれを受け取ること、受け取るための器が用意されているのではないかと感じますですが、その安心や、居場所、安全や温もりが
皆がもらえるわけではありません。
ですのでその部分にぽっかりと空白が空いてしまうのです
そして感情的に満たされない状態になります。
この感情的な空白を埋めるために、快楽をもたらす行動や物質に依存することがあり、
これが依存症の原因になることがあります。
アルコールも、キャンブルも、買い物も一時の快楽を簡単に得ることが
容易だからです。
上記の1・2・3が複雑に絡まり合って依存症が出来上がる
自己肯定感の低下・ストレス解消法の欠落・心の空白
この3つが重なりあっていて
そんな時に自分の心を唯一助けてくれるのが
お酒であり、買い物であり、ギャンブルであり
それとうまく、健全に付き合うことができれば
また楽しみの1つとなるのでしょうが、
付き合い方も、求め方も不健全で
初めは、こうすることでスカッとするからと
手を出していたことが、それで心の隙間を埋めていかないと生きていけなくなり
どんどん依存していくのです
依存症から抜け出したい場合に大切なこと
誰でも依存症になりたくてなっているわけではありません。
アルコールも、ギャンブルも、買い物も、
した後で罪悪感が生まれてくるようになれば、
それは依存症になってきているのかもしれないのです
依存症になると、ストレスのはずが、心を埋めるはずが
その時の快楽を得た後に、必ず罪悪感や、後悔が芽生えてきます
そうなると、もうその事柄に健全に向き合えていないということになります
その場合、自分を責めず、自分を助けていくためには必要なことだったので
絶対に自分を責めず、専門の機関に相談することが大切です
専門の機関に相談するなんて、恥ずかしい
そう思う人がいますが、専門の機関の人は
その辛さからどのようにしたら立ち直れるのか
本当に一緒に考えてくださる場所です
親のように
恥ずかしい・恥晒しがなんていう人は一人もいません
だから、できれは打ち明けられる場所を見つけることが
大切です。
まとめ
親からの愛情不足は、さまざまな依存症を引き起こすきっかけになります。
温もりや、寂しさ、自分の居場所を求めたり、言語化できない心の隙間を埋めたり
自分が人生を生きていくために、必要だったことでありながら、いつの間にか
自分の人生の質を落としてしまっているものになるかもしれません
依存症というと、正当に愛情を受けて育った人はさも嫌なものを見るような目で見ることもありますが
その人たちにはわからない経験をしています。辛さも味わっています。
だからそこに自分はダメだと思う気持ちを感じることはないのです。
自分で少しでも罪悪感を感じた時
向き合う強さが必要になってきます
その時一人でできなくても
必ず誰かが力になってくれます
大丈夫です。人生は自分で変えていけるのです。
大人になれば自分の人生の舵は自分で握れるのですから