価値観とは
個人が何を重要視し、どのような基準で物事を判断するかを示す考え方や信念のことを指します。価値観は個人の行動や選択に大きな影響を与え、その人の人生観や行動指針を形成します。
私たちが受けてきた教育
私は昭和55年生まれですが、
その当時の私の受けていた教育の中で、
自分の価値観を考えるという教育はありませんでした。
あったのかもしれませんが、少なくとも覚えていたり、心に残っていることはありません。
受けていた教育は
協調性
その他大勢の人とと、同じように行動して
同じように考え
一人だけ違う考えや行動をしてその輪を乱さないこと。
これが良いという考え方があり、
目に見えない「常識」というものが常にありました。
少し上げてみると
・全員と仲良くすべき
（小学校に入るときの歌に友達１００人できるかな）という歌詞もありましたね。
・途中で諦めることは恥
・学校には休まず、遅れずいくべき
・自分で考えて勝手なことをしない
・自由な考え＝わがままだ
一例ですが
このような考え方のもと育ちました。
社会に出れば、上司の考えが絶対で、年功序列
勉強して、いい大学に行き、大手企業に就職して
そのまま定年を迎える。
自分で考えることはしない。
むしろ自分で考えて行動すると怒られる。
遅れず、休まず、働かず
この考え方が浸透していました。
そこに価値観は必要なく
このような昭和の時代の教育を受けてきて
大人になって
苦しんでいる人が多くいます。
自分に嘘をついて生きていくことにしんどかったり
自分はこう感じるのに
その考えを持つ自分は、ダメな人間だ
と、その人の個性である大切な価値観を
ダメ人間の証のように評価されてしまい
自信をなくし、
本来自分が発揮できるはずの無限なる力を
発揮できず心が病んでしまう。
そのような状況を多く見てきましたし
私自信もそのような状況でとても苦しい思いをしてきました。
価値観を思い出すことがむづかしい
幼い頃から、
価値観を壊す教育を受けてきた世代は
自分の価値観を思い出すことから
始めることが必要です
ですが、あなたは何が好きですか？
あなたは何を大切にしますか？
とカウンセリングなどで聞くと
ほぼ90%の方は
わかりません。
私は何が好きなのでしょうか？
とおっしゃられるのです。
そうですよね。わからないですよね。
一緒に思い出していきましょう。
そうお話しすることも多くあります。
価値観が出てきては、切り捨てて自分を殺して、
自分がこれが好きそう思うことが出てきたら
これは、ダメなことだと自分を責めて
そうしてきたら無くなって当然です
価値観は幸せに生きることに何より大切
私は価値観は、幸せに生きるために
本当に大切なことだと感じています
何が好きで、何が嫌いか
自分は何を優先して、何は優先しないか
それをわかると自分の周りの価値観の合う人と出会うことができ
人間関係も良好になってきます。
価値観の合う人と出会う人生に
人間関係の悩みが多い中
自分が何を大切にしているかわかると、それと同じことを大切にしている人と
お付き合いすることで、自分の持つ良さをさらに高めていくことができます。
例えば先日お話したママ友との出会いでも
とにかく教育に力を入れて、１歳も無駄にせずに、高等な教育を受けさせたいママと
子供のは、のびのびと元気いっぱいに育って欲しいママ
価値観に大きなズレがありますよね。
教育に力を入れたいママはどろんこ遊びとか、そんな場所に興味がなく
またのびのび遊びたいママは、塾の話は興味がない
同じ方向を向いてないから
どうしても合わないなと感じるのですが
どちらがいい、悪いじゃなくて
それぞれ同じ考えの人が集まると
心も穏やかに
そしてより良い知恵が生まれてくるのではないかと感じます。
まとめ
人生を生きていく上で価値観はとても大切なものだと感じます。
今は昔よりも
価値観や個性が大切にされる世の中になりつつありますが
まだまだ、昭和の時代から植え付けられてきた
固定概念は健在です。
そして年配の人が主に指導する場所というのは、固定概念を
基準に行われます。
それはその時代はそう教育を受けてきたから仕方ないのですが
こそを全てと思わず
自分で考えることもとても大切になります。
よく離婚原因に
価値観の違いというのがありますが、
価値観が違うと、一緒に生活していくことは難しいのです
じゃあなぜ結婚前に気づかなかったのか
きっと、誰とでも仲良く
そして、相手に合わす
ことをみんな懸命にしてきた結果でもあるのではないかと思います。
離婚は悪と考える価値観の人もいれば
私は、そこでお互いの価値観を認識できてお互いが別々に生きていく選択をするのは
いいことだと感じる価値観の人です
こうやって、どんな物事も
人それぞれ信念があり
その信念を大切にする生き方が大切なのではないかと感じます
