発達障害の子育て

発達障害児育児 困り事偏食

これは私の育児の経験上のシェアです。

全てがこうだということではありません。

離乳食が始まって気づく偏食

初めての育児

期待と不安との中で、手探りの中育児書を見ながら

離乳食を始めるという時期がきますよね。

初めは重湯や、野菜のペーストを作ったりして。

美味しく食べてくれるかな?

喜んでくれるかな?

どんな食べ物が好きかな?

そう胸を弾ませながら、本を片手に離乳食を作る

そして、椅子に座らせて

いざ口に入れた時

忘れもしない最初の離乳食の時

スプーンを口に持っていっても口を開けない

そして、無理やり口の中に押し込んでいくと

全て口からベーーーと吐き出しました

一瞬にして地獄に落ちる感じ

今思えば、食べたくないのに、仕方ないよねと思えるんですが

当時まだ20代の私は、

本や育児書が絶対で

この時期にこれを作って、これを食べさせて、次はこう移行してと

もうガチガチでした。

そして、子供にはスプーンを投げる、怒鳴ると酷い行動をとってしまい

食事の時間になれば、いつでも逃げられる体制をとっていました。

食感が嫌い

その中で食べられるものが、最初は、

すりつぶしたバナナにヨーグルトを混ぜて食べる。

これだけでした。

おかゆはだめ、ゆがいた魚や野菜もダメ

全部口から出す。

今ならわかる。食感が嫌いなんだというか、受け付けなかったんだと思います。

食べさせることに苦労する

食感に過敏があると、食べられるものが極端に少なくなります。

ミルクのように口の中に感覚がないものが好きで

固形物になるとその食感が嫌だったようです。

食べさせようとすると、指を咥え

固く閉じて開けない。

食事の時間が親子ともに苦痛に

離乳食を諦め普通食へ

離乳食を与えるということを諦めて

普通食を食べさせました。

そうするしか方法がなかったからです。

そうすると、白ごはんがすごく気に入ってくれて、白ごはんは食べてくれるようになりました。

加えて、乳児園の給食では大体色々なものを食べさせてくれるので

少しずつ食べられるものができましたが、家では偏食が続きました。

片手で数えられる食べられるもの

子供が食べられるものは

白ごはん

石井のミートボール

ウインナー

バニラヨーグルト

スナックパン野菜と果物

マクドナルドのプチパンケーキ

うどん

でした。

これをローテーションして食べていました

食べ物のせいで発達が遅れると注意される

そして、必ず言われます

「食べ物が悪いから落ち着きがないんですよ。」

バランスよく食べさせてください。

必ず言われるのです。

世間のこれが正しいということにどんどん疲弊していきます。

食べられるものはある程度の年齢まで増えない

食べられるもの以外は

受け付けず

給食が食べられない問題が勃発し

幼稚園では虐待のようなことがありました

時間内に全部食べられるのが良い子。

自己肯定感を下げるだけの時間ではなかったかと

今でも子供に申し訳なく思っています。

ですが、年齢が上がってくるにつれて

自分の中で、少しずつ食感を覚えたりして、

食べられるものが増え、今はほとんどのものが食べられるようになりました

あんなに嫌がったお肉も今では大好物で

食べられなかった野菜も食べられるようになります

無理して口の中に入れ込まなくても

必ず食べられる時がきます。

偏食は心配だし

それ以上に周りから

色々言われます。

でも無理せず

その時に食べられるものを食べさせてあげることで

年齢が上がり、さまざまなトレーニングを子供が積んでくるので

自然と一つまた一つと食べられるものが増えてきます。

そしていつの間にか何でも食べられるようになっています。