発達障害の子育て

感覚過敏はぐずる原因になっているかもしれない

私の子育ての経験からですが、

私の子供はいつも泣いて、ぐずって

ニコニコ笑っているというよりも泣いている顔の方が

記憶にあります。

子供の異変は保育園の頃に気づいて、保育園の担任の先生に

何度となく相談していましたが、

特に人に危害を加えることもなく、ニコニコしていて特に問題も感じないので、

お母さんの気にしすぎか、食べ物や環境が悪いんじゃないですか?

そう言われてきました。

話せるようになると頻回に言うチクチクトゲトゲ

保育園の発表会などで、ゴミ袋で作った衣装を着るのですが、

子供は衣装を着るなり、泣いて破り、脱いだようです。

写真にも先生に手を抑えられて、泣きながら衣装を着ている写真があります。

また、肌着や服も、チクチクだから、トゲトゲだからと

すぐに脱いでしまうことがあり、

小学生の低学年の頃には洋服を着なくなりました。

私が触ると、全然チクチクもトゲトゲもしていないので、子供を強く叱りつけていました。

発達障害と診断

子供は小児科でADHDと診断されましたが、

そこでは、ひたすら薬を出されるだけで、薬で元気がなくなり

子供が感じる不快症状はなくならず、専門の病院にいきました

広汎性発達障害、感覚過敏

そこで診断されたのは、広汎性発達障害と、感覚過敏

このとき心から自分の無知を恥、ずっと子供に辛い思いをさせてきたことを後悔するしかありませんでした。わかってよかったという安心感と、今まで気づかなかった申し訳なさでした。

感覚過敏とは

感覚入力に対して、過度に過敏に反応する状態をいい

通常は無害な感覚(音・光・触覚・味・匂い)などに非常に不快に、そして過度に刺激的に感じることです。

感覚過敏は、自閉症スペクトラム障害や注意欠陥、多動性障害などの発達障害の一部としてみられることが多くある。ということです

その内容には

聴覚過敏 通常の会話や背景音特定の音

視覚過敏 光に対して敏感 明るい光、ちらつく光

触覚過敏 触られる事・衣類の感触

味覚過敏 特定の食べ物の味や食感

嗅覚過敏 匂いに対して敏感で通常気にならない匂いが強く感じる

感覚過敏を生まれ持っていると本当にいきずらい

感覚過敏は遺伝性の部分があるけれど、自分にないものを持っている

そして通常は無害で、無意識に自分の中で流している事なので

そこに不快を感じていることに気づきずらいし、

気づいたところで、そのくらい我慢しなさいとか、大したことがないと言いがちです

それが私です。

私の子供は、

聴覚・視覚・触覚・感覚・味覚・嗅覚全てに過敏で

17歳の今でも自分で付き合い方を日々模索しています。

またこのような過敏の詳細を少しずつシェアしていこうと思います。

まとめ

発達障害や、過敏は今でこそ少しずつ解明されて、

それが認知されて、(でもまだまだ感覚過敏があるということは認知不足で専門の先生でも知らない方がいる状況)です

そして健常な方には、なんともない普通のことに

騒ぎ立てていて、ただのわがままで、難しくて、困った人というレッテルをはられます。

が本人にすれば一大事です。

感覚過敏をもっと広く知ってもらうことで

いきずらい子が、少しずつ生きやすくなるのではないかと感じます。

この感覚過敏も早めに支援を介入してもらうことで、

自分の中で折り合いがつけられるようになります。

なんで泣いているのかわからない。

そんな時にはもしかしたら親にはわからない苦痛があるのかもしれません。

それを少し頭に入れておくと良いかなと思います