発達障害の子育て

発達障害の子育ては孤独との戦い

孤独を感じることが多かった子育て

今は子供も高校生になり、

一般的なしんどい子育ての一山を超えて、思うことは、発達障害児を育てる育児は

孤独が多かったなと感じました。

あからさまな仲間外れの連続

特に、幼稚園、小学生のうちは、あからさまな仲間はずれがありました。

子育てが始まると、ママ友を作って、歳の近い子供との交流を楽しみにしている。

私もそのような気持ちを持っていた母親の一人でした。

ですが、うちの子供は寝ない、すごい偏食、今思えば感覚過敏ですが、保育園の発表会の衣装が着れない、一般的なママ友にうけるお利口な態度が取れませんでした。

そして始まった、仲間外れ。

幼稚園の年長の時に初めて保育園から、幼稚園に引っ越しをきっかけに入った時

なんと、先生からのいじめのような対応も酷くありました。

味覚過敏で、給食が食べられず、無理やり口に入れることで、嘔吐し、それをお弁当箱に入れさせて持って帰らせたり、食べられるまで何時間でも食べさせたり、

みんなの前でできないことを発表させて、恥をかかせたり

このような先生たちからのいじめのような行動は小学生に入ってもありました。

小さな世界の、絶対的な存在の先生がいじめの先頭に立つのだから、

お友達や、保護者が仲間はずれにするのも、無理はないですよね。

小学生でも先生からの偏見が続く

幼稚園は3ヶ月で退園させ、他の幼稚園に転園、転園した公立の幼稚園では

良い先生に恵まれて、お友達もできましたが、年長で編入してきたので、なかなか馴染むことができませんでした。

それから、小学生に入っても、

先生から、クラスの黒板の前でこの子は頭のねじが外れているからなど、みんなの前でバカにされることも増え

お友達もそれを保護者に伝えて

保護者からは、あのこと遊ぶとバカが移るからということで、

わが家の子供は家に誘ってはいけない、うちのことは遊んだらいけない。

そしてうちに遊びにきていたら、わざわざ迎えにくる

そのようなことが中学3年生までずっとありました。

子供には遊ぶ人も、校外学習で一緒にお弁当を食べる人もいないという時もありました。

指導するはずの先生が率先して、いろいろなことをしているのは、本当にびっくりしました。

人間不信になった時代

子育てをする中で、

カウンセラーの先生、一部の学校の先生、ディサービスの支援員さん、

支援級のお友達と一部の人との交流はできましたが、

他の健常児の中では、一緒に遊んだり、習い事をしたりすることができませんでした。

今なら、そんな人はこちらから願い下げだと思えるのですが、当時は育児も初めて

ママ友との世界や、学校での生活も初めて。

こうでなけれはならない、とか母親としてきちんとしなければ

という気持ちだけが先走り、次第に心が病んでいきました。

無理に仲良くしなくて良い

クラスのリーダー格のママとは仲良くしておかないととか、

せめて話をしてくれる人とは仲良くしておかないととか

色々考えて子供会や役員もしましたが(いつもは仲間はずれにされるのに、役員系だけは

お願いされるのです)

結局何も良い方向には進みませんでした。

そして、無理に仲良くしなくても良いし

自分に合う人がこの近くにいないだけだ。

そう思えるようになったのです。そうするととても気持ちが楽になりました。

まとめ 

孤独な育児、そして悩みが多い育児。

周りのママとは、悩むことも違って、話も合わないといつの頃からか思うようにもなります。

正解がわからないまま、答えのない正解を求めて苦しいことも多い育児

守ってくれるのではと思う学校や、幼稚園の先生からのいじめ

同級生や、保護者からの偏見と差別

そんな中少数でも理解を示してくれて、良い導き手となり、子供を一緒に育ててくれる先生や保護者の方もいます。

ごく少数でもそんな方がいることに心から感謝して、

あとは、自分たちには合わないし、住む世界も違う方々くらいで、

こちらから距離を取ると楽になります

孤独が多い育児

いつもお疲れ様です。