機能不全家族。
最近言葉としてよく聞くようになりましたよね。
機能不全家族とは
具体的には、家庭内での健全なコミュニケーションや、家庭としての機能が阻害され
家族としての正常な役割を果たすことができず
心理的、感情的な問題が発生しやすくなる状況
・コミュニケーションが欠如する
・家族の中で感情、考えを表現することが難しい。
・一人の家族に多くの負担がかかる状況ができやすくなる。
・家族の中で、怒りの感情、悲しみの感情が爆発するような状況が起こる
・自分の思い通りに支配しようとする家族がいる。
・信頼関係が欠如している。
以上のような状況が家庭の中で頻回に起こっている状況です。
蓮虹の育った家庭は、
全てにおいて当てはまります。
家族の中に感情のコントロールが著しくできない人がいると、
その家族の機嫌を取ろうと、自分の感情、考えをおさえるようになります。
親の悩みや、夫婦間の愚痴、仕事の愚痴を聞く役割を引き受け、
親子の役割が逆転します。
家族だから、何を言っても良いと、怒りや悲しみを爆発させます。
そして自分のいうことが正しくて、他は間違っていると伝えてきます。
続いていく機能不全家族の連鎖
ただ、この機能不全家族は、一代で作られたものではなくて、
代々続いてきています。
よく見てみると、親の親(私からみれば祖父母も同じで、そして、祖父母も同じような家庭で育っています。
そして、この世は、すべてにおいて波長の法則があり、自分が育った似たような家庭環境の人をパートナーに選んでしまいます。
特に恋愛結婚が主流となった今は特に多い傾向にあると思いますし、
若くして結婚した場合には特に現れやすいのではないでしょうか。
家庭に居場所がなく寂しさから共に過ごす人を見つけ、相手もその時間一緒に過ごせるということは、家庭環境が似ていたり、することが多いです。
私も離婚経験がありますがまさしくそうでしたし、
元夫も機能不全家族でした。
心にも体にも不調をきたす
機能不全家庭で育つと、程度の大小はあるものの、心や、体に不調をきたしてきます。
特に多いのが、自己評価が著しく低くなり、それに加えて不安や、うつ病、ストレス障害などど引き起こすこともあります。
本来愛され、守られるはずの家庭で、愛されることも、守られることもなく
生まれてまだまだ数年の何も知らない間に、親の顔色を伺い、親のカウンセラーの役割をして、八つ当たりの対象となる。
自分の居場所を見つけるためには、相手の機嫌をとり続けなければいけないと、無意識の学習をして、社会生活を生きる。
そうしているうちに、知らず知らず、自分でも気づかない間に不調をきたします
まとめ
機能不全家族は、程度の大小もありますし、何より自分の家庭が機能不全家庭だと
自覚することが特に子供の間は難しいですし、大人になっても似たようなパートナーを持ってしまうと、自分の作る家庭も自分が育った家庭と同じようになり
まあ、実家よりマシかぁという意味のわからない理由をつけて納得をしてしまいます。
子供にとっては、育った家庭がベースになるので、なかなかおかしいことに気づけないし、機能不全の親に限って、うちはうち、よそはよそという言葉を頻回に使います
気づいた時が、自分で変化をさせていける時です
遅すぎるという時期はなく、気づいた時、気づいた人から、自分自身が改善していくことが大切です。
改善する方法としては、
カウンセリングや、親の教育プログラム、そして自分の子供に影響が出ている時には、
早期介入をしてもらえるように、専門の人の力を借りることも必要になってきます。
一人では解決することが難しく
そして自分をいやし、自分の家族へ向かうには長い年月もかかります。
機能不全家族は、自分も、親も被害者であり、加害者になっていく
問題です。
まず気づくということが大切になってくる問題だと私は感じています。